うかいブログ

2021.08.04更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
お祭りに行くと、必ず並んでいるかき氷。夏の定番ともいえるかき氷は、日本で古くから親しまれてきた食べ物です。
かき氷に関して記載のある最も古い文献は「削り氷にあまづら入れて、新しき金椀に入れたる」と記された、清少納言の枕草子だといわれています。
当時、甘い素材は大変貴重だったので、かき氷は限られた人しか食べられない高級な食べ物だったそうですよ。
カラフルで見ているだけでも楽しいかき氷ですが、いちごやメロン、ブルーハワイなどのシロップは同じ味だと言うから驚き。
食べ物を連想する色や香りを使って、脳に違う味だと錯覚させているそうです。
色といえば、『健康な歯ぐき』と『歯周病の歯ぐき』では、色が異なることをご存じでしょうか?
健康な歯ぐきは薄いピンク色ですが、歯周病の歯ぐきは赤色や赤紫色をしています。
ピンク色の歯ぐきを目指すには、「正しい歯みがき」や「口腔ケア」が必要不可欠。
歯科では歯みがき指導なども行っておりますので、気になった方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

投稿者: うかい歯科

2021.07.01更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
7月と言えば土用の丑の日。
うなぎを食べる方も多いのではないでしょうか?
土用の丑の日=うなぎを流行らせたのは、江戸時代中期を生きた奇才『平賀源内』だと言われています。
夏の売上に悩むうなぎ屋のために「土用の丑の日には縁起のいい『う』がつく『うなぎ』を食べて、夏を乗り越えよう!」というキャッチコピーを提案したことがきっかけです。
うなぎは万葉集で「夏痩せにはうなぎを食べると良い」という歌が詠まれるほど、体調を崩しやすい夏にぴったりな食材。
ビタミンAやビタミンB群などの栄養がたっぷり含まれており、疲労回復効果が期待できます。
うなぎ以外にもトマトやかぼちゃなど、夏には栄養価の高い食材がたくさんありますが、食材の持つ栄養をしっかりと摂取するためには「健康な歯」が必要不可欠。
そして健康な歯の維持にはみなさんの協力が欠かせません。
丁寧な歯みがきや、定期的な検診で歯を守り、栄養をたっぷりと体に取り入れて、厳しい夏を乗り切りましょう!

投稿者: うかい歯科

2021.06.16更新

【つめものの常識、非常識】

【これだけある!つめものが取れる原因】
食べ物を噛んだり、だ液で常に湿っていたり、食事のたびに酸性・アルカリ性が入れ替わったりと、お口の中は想像以上に過酷な環境です。
そのため、長く使い続けたつめものには歪みやヒビが入り、歯の形と合わなくなると取れてしまうことも。
また、銀歯などの金属製のつめものをつけるとき、歯科用セメントにより合着されますが、それは時間とともに劣化します。
このセメントが溶けて無くなることで、隙間が空いてつめものは取れてしまうのです。
他にも、歯ぎしりや食いしばり、継続して強い力が加わる、などが原因で、つめものが取れることがあります。

【最悪の場合! 再び虫歯に…】
つめものは高い精度で製作されていますが、取れるほどではなくても、隙間ができることは多々あります。
そして、この隙間にプラーク(歯垢)が入り込むと、新たなむし歯を引き起こしてしまうのです。
こうしたリスクがあるため、治療したところほどしっかりケアをする必要があります。

【つめものが取れたまま放置したらどうなるの?】
痛みがないと、つい放置してしまいがちですが、つめものが外れてしまった歯の面はでこぼこしているため、歯みがきがしづらく、汚れがたまりやすいもの。
つめものが取れたままでいるとあっという間にむし歯が進んでしまうので注意が必要です。
そのうえ、つめものが外れた部分は象牙質が露出している場合がほとんど。
象牙質はむし歯になりやすい組織なので、つめものが取れたらすぐに歯医者さんに行くのがおすすめです。
早めに対応すれば取れたつめものをそのまま再着できることもあるので、早めに歯科医院で診てもらいましょう!

投稿者: うかい歯科

2021.06.07更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
6月と言えばジューンブライド。
結婚式のなかでも、ケーキ入刀は外せないシャッターチャンスですよね。
互いに手を取るケーキ入刀は、ふたりの共同作業で有名ですが、その後に行われるファーストバイトにも意味があることをご存知でしょうか?
お互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトは、欧米から日本に伝わった演出で
「一生食べ物に困らせない」「一生おいしいものを作ってあげる」など、様々な意味が込められているようです。
いわば、ふたりが過ごす幸せな結婚生活の約束のひとつ、ということですね。

一生食事を楽しむためには、結婚するふたりの約束以外にも大切なものがあります。
それは、みなさんのお口の中にある歯。
いつまでもおいしく食事をするためには、丈夫で健康な歯が必要不可欠です。
少しでも長く、食事を楽しむためにも、健康な歯を維持するケアをしっかり行っていきましょう。
いつまでも幸せな笑顔でいられるように、精一杯お手伝いさせていただきます。

投稿者: うかい歯科

2021.05.13更新

【丈夫なアゴをつくるには】
みなさんは「丈夫なアゴをつくるために、硬いものを食べるのが大切!」という話を、聞いたことがあるかもしれません。
しかし、本当にそうなのでしょうか?

【食べ物は硬さよりも噛む回数が重要】
アゴを丈夫にするためには、硬い食べ物を強く噛むことよりも、噛む回数を増やすことが重要です。
アゴの成長期には、様々な硬さの食材を摂ることで自然と噛む回数が増え、アゴが健康的に鍛えられます。
そして、よく噛んで食事をする習慣は、アゴの成長期を過ぎた大人にもおすすめ。
アゴの成長自体は止まっていますが、噛む回数を増やすことでだ液が分泌されて、むし歯や歯周病の予防につながります。
よく噛んで食べることと、硬い食べ物を強く噛むことは、似ているようで違うもの。
丈夫なアゴを作るためには、成長期からよく噛んで食事をして、アゴをしっかりと使うことが大切です。

【硬いものばかり噛むのは危険?】
歯やアゴに良いと思って硬い食べ物ばかり食べていると、歯に大きな負担がかかります。
その結果、歯にひび欠けたりする可能性も。
特に、歯の根っこに起こるひび割れ(歯根破折)は注意が必要です。
割れた部分から細菌が入り込み、感染を起こして抜歯へとつながる場合があります。

投稿者: うかい歯科

2021.04.30更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
風が心地よい季節となってきました。
新緑の香りをまとってくる風は、若い苗や木々の芽吹きを感じさせてくれる、なんともすがすがしいものです。
この時期の風のことを俳句の季語では「薫風(くんぷう)」といいます。
その昔、単に「香りを運ぶ風」という意味合いで使われていた「薫風」は、室町時代後期から初夏の風を指すようになり、時候の挨拶にも用いられるようになりました。
しかし、メールやLINEなどがコミュニケーションの主流となった今では、あまり聞きなじみのない言葉かもしれません。
時代と共に言葉や文化は姿を変えていきますが、吹くだけでさわやかな気持ちにさせてくれる5月の風は、変わらずにいてほしいですね。
風といえば、昔から「風が吹いても痛い」と言われるのが痛風。
しかし、知覚過敏の痛みも侮れません。
日頃のブラッシングを丁寧に行い、薫風が歯にしみないよう気をつけましょう!

投稿者: うかい歯科

2021.04.05更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
4月となり、うららかな日差しが心地の良い春の訪れとなりました。
暖かい春の日差しを浴びると、自然と生き生きとした気持ちになりますね。
そんな活気が溢れる4月は、入学式をはじめとして様々な行事が行われる季節ですが、その中でも4月4日が何の日かご存知でしょうか?
実は、毎年4月4日は「あんぱんの日」に制定されています。
明治8年4月4日に明治天皇に仕えていた山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)によってあんぱんが献上されたことが由来で、平成13年に「あんぱんの日」として制定されました。
甘いものには糖が含まれており、むし歯菌のエネルギーとなります。
そのため、あんぱんのように甘いものを食べすぎるとむし歯菌の働きが活発化することになるのです。
むし歯予防のケアとして、重要かつ基本となるのは日々の歯みがき。
お外で甘味とお茶を楽しむにはよい季節ですが、せっかく訪れた春をむし歯で過ごすことのないよう、普段の歯みがきを徹底してくださいね。

投稿者: うかい歯科

2021.03.25更新

歯磨きの常識、非常識

【力いっぱい磨いてはダメ】
歯ブラシを力いっぱい歯に当ててしまうと、毛先が広がってしまいプラーク(歯垢)がしっかり落とせません。下の写真のようにペンに当ててみて、歯ブラシが突き抜けないぐらいのギリギリの力加減が正解です。また、磨くときは広い範囲に大きく動かすのではなく、狭い範囲を小刻みに動かしたほうが細かいところまでプラークを落とせます。

【歯磨き粉の泡はただの飾り?】
実は、歯みがきのさいに出る泡(発泡剤)自体に洗浄効果はありません。泡が出ることで「磨けている感じ」はしますが、泡が多くて早くすすぎたくなってしまったり、歯が見えにくくなるなどのデメリットがあるため、かえってプラークを落としづらくなる可能性が高くなります。歯みがき粉を選ぶさいは、低発泡のものにしましょう。

【歯ブラシだけでは4割も磨き残す?!】
歯ブラシでどんなに丁寧に磨いても、歯と歯の隙間のプラークをしっかり落とすことはできません。実は「歯ブラシだけでは4割も磨き残す」と言われており、それを補うためにはフロスや歯間ブラシが必要です。

【毛先が開いてからじゃ遅い!】
歯ブラシの交換を判断するのは「毛先の広がり」だけではありません。
毎日の使用により、歯ブラシには「細菌」がどんどん付着・増殖していきます。また、見た目には問題がなさそうでも、毛の「コシ」がなくなることでプラークを落としにくくなります。目安としては毛先が広がっていなくても、1ヶ月で交換。もし1ヶ月未満でも、毛先が広がってしまうようなら、ためらわず交換しましょう。

投稿者: うかい歯科

2021.03.16更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
3月に入り、いよいよ春めいてきました。
暖かな日差しは動物や植物たちだけではなく、私たちにとっても、元気を与えてくれますね。
しかし、それと同時に、花粉症の方にとっては過ごしにくい季節でもあります。
鼻水や鼻づまりによる息苦しさから逃れようと、ついつい口呼吸になってしまうことも。
しかし、お口は鼻と比べて、ウイルスなどをブロックする働きがありません。
そのため、口呼吸が続くと、細菌に感染する確率が高まったり、免疫力の低下、花粉症などのアレルギー疾患が悪化すると言われています。
これらの悪影響は、当然みなさんの口腔内にも及びます。
呼吸で乾燥したお口は菌が繁殖しやすく、むし歯や歯周病の原因となり得ます。
つらい花粉症の季節が終わったと思ったら、今度はお口の中がボロボロに…なんてことにならないように、ぜひ定期検診にお越しくださいね。

投稿者: うかい歯科

2021.02.24更新


歯科治療に時間がかかる理由

【原因1 一度削るともとに戻らない】
骨は骨折をしても元通りになりますが、歯は一度削ると再生することはありません。
そのため、歯を削ったり、失ってしまった場合は、その役割を回復させるため「つめもの・かぶせもの・ブリッジ・入れ歯」といった人工物を製作して補う必要があります。
症状にあわせて治療をし、適正な人工物を作ることで、元の状態と同じように、違和感が少なく噛める状態に戻すことができます。

【原因2 海外では歯を抜かれてしまう?】
「神経まで進行したむし歯の取り扱い」は、海外と日本で大きな違いがあります。
日本では「根管治療」という処置を行い、歯を残す治療を行いますが、海外では即「抜歯」となることも少なくありません。
なぜなら「根管治療」はとても緻密な処置が必要となり時間がかかるからです。
海外では自由診療が前提となり、根管治療に10万円以上かかることも。日本は「保険で根管治療ができる」世界でも珍しい国です。時間はかかりますが、その分多くの歯を守ることができています。

【原因3 見えない真っ暗な歯石】
歯周病は、歯周病菌が歯を支える骨を溶かし、歯が抜けてしまう病気です。
主な治療は細菌のすみかとなっている「歯石」の除去ですが、特に「歯ぐきの中」についた、外からは見えない「血液と固まった真っ黒な歯石」を取らないと、あっという間に骨が溶けてしまいます。
しかし、直接目に見えないため、すべては術者の手探りでの除去になります。しかも歯ぐきの中は歯根の形が複雑で、1回の治療で数本しか処置できないことも。地味な治療に見えますが、歯を守るためには時間をかけてでも必ず行わなければならない処置です。

【治療の時間を最短にする方法】
むし歯や歯周病にならないこと!そのために定期的に歯科でチェックと歯石取りを行うことです。
むし歯は早期に発見すれば削らずに治る場合もあり、少なくとも神経までむし歯が進行する前に発見できる可能性が高まります。
また、歯石も歯ぐきの中で黒く硬くなる前に除去しますので、健康な歯と歯ぐきを守ることができます。

投稿者: うかい歯科

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