うかいブログ

2021.03.25更新

歯磨きの常識、非常識

【力いっぱい磨いてはダメ】
歯ブラシを力いっぱい歯に当ててしまうと、毛先が広がってしまいプラーク(歯垢)がしっかり落とせません。下の写真のようにペンに当ててみて、歯ブラシが突き抜けないぐらいのギリギリの力加減が正解です。また、磨くときは広い範囲に大きく動かすのではなく、狭い範囲を小刻みに動かしたほうが細かいところまでプラークを落とせます。

【歯磨き粉の泡はただの飾り?】
実は、歯みがきのさいに出る泡(発泡剤)自体に洗浄効果はありません。泡が出ることで「磨けている感じ」はしますが、泡が多くて早くすすぎたくなってしまったり、歯が見えにくくなるなどのデメリットがあるため、かえってプラークを落としづらくなる可能性が高くなります。歯みがき粉を選ぶさいは、低発泡のものにしましょう。

【歯ブラシだけでは4割も磨き残す?!】
歯ブラシでどんなに丁寧に磨いても、歯と歯の隙間のプラークをしっかり落とすことはできません。実は「歯ブラシだけでは4割も磨き残す」と言われており、それを補うためにはフロスや歯間ブラシが必要です。

【毛先が開いてからじゃ遅い!】
歯ブラシの交換を判断するのは「毛先の広がり」だけではありません。
毎日の使用により、歯ブラシには「細菌」がどんどん付着・増殖していきます。また、見た目には問題がなさそうでも、毛の「コシ」がなくなることでプラークを落としにくくなります。目安としては毛先が広がっていなくても、1ヶ月で交換。もし1ヶ月未満でも、毛先が広がってしまうようなら、ためらわず交換しましょう。

投稿者: うかい歯科

2021.03.16更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
3月に入り、いよいよ春めいてきました。
暖かな日差しは動物や植物たちだけではなく、私たちにとっても、元気を与えてくれますね。
しかし、それと同時に、花粉症の方にとっては過ごしにくい季節でもあります。
鼻水や鼻づまりによる息苦しさから逃れようと、ついつい口呼吸になってしまうことも。
しかし、お口は鼻と比べて、ウイルスなどをブロックする働きがありません。
そのため、口呼吸が続くと、細菌に感染する確率が高まったり、免疫力の低下、花粉症などのアレルギー疾患が悪化すると言われています。
これらの悪影響は、当然みなさんの口腔内にも及びます。
呼吸で乾燥したお口は菌が繁殖しやすく、むし歯や歯周病の原因となり得ます。
つらい花粉症の季節が終わったと思ったら、今度はお口の中がボロボロに…なんてことにならないように、ぜひ定期検診にお越しくださいね。

投稿者: うかい歯科