うかいブログ

2022.01.07更新

あけましておめでとうございます。院長の鵜飼です。
本格的に寒くなってきた1月は、雪や結晶のような美しい言葉を耳にする機会が増えますよね。
雪といえば、漢字の下部分になぜカタカナの『ヨ』が使われているか疑問に思ったことはありませんか?
実は、ヨは彗を簡単にしたもの。 私たちが普段使う『雪』は、もともと『䨮』という字でした。

彗はほうきや汚れをはらうことを表すため、雪には「けがれをはらい清める」の意味が込められています。
他にも、雪が積もり真っ白になった景色を見て「神様が世界を掃除してくれたみたいだ」と彗の字を使ったという説もあり、今も昔も雪は冬の贈り物だったようですね。
汚れをはらうといえば、私たちが毎日使う歯ブラシも汚れをはらう道具。
ただ、歯ブラシは上手に使わないと十分な効果を発揮できません。
こまめに新品に交換し、歯医者さんで歯みがき指導を受けて、清々しいお口で新年を過ごしましょう。
院長をはじめスタッフ一同、本年も皆さまの健康を守るお手伝いができればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者: うかい歯科

2021.12.02更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
年の暮れが近づき、慌ただしくなってきましたね。
最近はほとんど見かけなくなりましたが、年末の風物詩といえば、お正月に飾る「鏡餅」を作るためのお餅つき。 では、そもそもなぜお正月に鏡餅を準備するのでしょうか?
それは「神様がやってくる場所」だから。
お正月は『年神様』という「1年を豊かにしてくれる神様」が訪れると考えられており、「鏡餅」はその依り代(よりしろ)とされています。
さらに、神様の魂が宿った鏡餅を食べることで「生きる力」も分けてもらえるのだとか。
お正月から力がみなぎりそうですね。
さて、お餅といえば『飲み込む力』が必要な食べ物ですが、この力は加齢などにより低下していきます。
すると、お餅などで窒息するリスクや、誤嚥性(ごえんせい)肺炎など命に関わる病気を引き起こす可能性も。
「飲み込む力」はトレーニングで鍛えることもできます。
詳しくは次回のブログで触れますのでぜひ参考になさってください。

投稿者: うかい歯科

2021.11.20更新

痛みがなくなってラッキ-! は大間違い

【歯の神経が大切なワケ】
むし歯が進行してひどい痛みを感じている場合には「神経をとりましょう」と提案させていただくことがございます。
痛みを感じる神経をとれば、当然痛みはなくなるわけですが、そこには大きなデメリットが。
今回は、歯の神経と役割について解説します。

【歯髄(神経)の役割って】
「痛みを感じるためだけなら、神経なんてない方がいい…」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このセンサーこそ歯髄の大切な役割!「痛み」や「しみる」といった感覚があるからこそ、むし歯に早く気づくことができます。
さらに、むし歯が一定の部分まで達すると、「痛み」や「むし歯の進行」を抑えるために、歯の内側に壁を作って刺激が伝わりにくくなるように働いてくれるのです。
また、歯髄には栄養を運んでくれる血管が通っているので、丈夫な歯を保つためにも重要な役割があります

【やむを得ず神経をとらないといけない場合も・・・】
むし歯ができても大切な神経を残せるように、歯科医院では治療に最善を尽くしています。
しかしながら、むし歯が大きくなって神経を傷めている場合などには、やむを得ず神経をとらなければなりません。
実は「神経だけをとる治療」はとても難しく、海外では医療費が高額なため「神経だけをとることができずに抜歯するケース」もあります。
日本の場合は、保険診療を使って神経だけをとり除き、歯を残す治療が可能になっています。

【神経をとるとどうなるの?】
神経をとると痛みを感じにくくなりますが、その後むし歯にならないわけではありません。
むしろ、神経をとった歯はむし歯になっても気がつきにくいので、発見を遅らせないためにも定期検診が必要不可欠です。
定期的にしっかりチェックをしてもらいましょう。

 

投稿者: うかい歯科

2021.11.09更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
11月26日はいい風呂の日。  湯船に浸かるのが気持ちいい季節ですね。
湯船といえば、大きな浴槽にざぶんと浸かるのが気持ちいい銭湯ですが、実は江戸時代ごろまでは蒸し風呂のようなスタイルでした。
狭い場所にためた蒸気を浴びて体の汚れをふやかし、こすって落としていたそうです。
その後、小さな湯船にお湯をため、膝から下だけ浸かり上半身は蒸気を浴びる戸棚風呂に変化。そして、首までゆったり浸かる今のスタイルに変わっていきました。
昔は日照りが続くと水不足に陥ることから水は貴重とされていたので、銭湯は江戸っ子を中心に絶大な人気だったそうです。
そんな江戸時代ですが、実は歯ブラシも同時代の初期に普及した商品。
当時の歯ブラシは房楊枝(ふさようじ)と呼ばれる、柳などの木を煮たり叩いたりしてブラシ状にしたもの。
昔と比べて現代には、歯ブラシ以外にも歯間ブラシやデンタルフロスなど、より歯をきれいにする便利な補助的清掃用具があります。
補助用具を活用し、きれいで健康的な歯にしていきましょう!

投稿者: うかい歯科

2021.10.13更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
今年の十五夜は9月21日でしたが、十三夜と呼ばれる「もうひとつのお月見」をご存知でしょうか?
十五夜が中国から伝わったのに対し、十三夜は日本独自の風習。
十五夜の次に美しい月で、2つを合わせて「二夜の月」と呼ばれています。
昔は片方だけしかお月見しないことを「片見月」や「片月見」と言って縁起が悪いとされ、十五夜と十三夜に同じ庭で月を見る風習があったそうですよ。
十三夜は旧暦9月13日の夜を指しており、西暦に当てはめると、今年は10月18日。
空を見上げたときに、綺麗な月が見えるといいですね。
月といえば、表面に浮かぶ影はうさぎやカニなどさまざまな模様に例えられますが、人の歯にも「模様」が浮かび上がることがあります。
これは『脱灰』の影響や、『エナメル質形成不全』などが原因と考えられますが、「実はむし歯だった」という可能性もあります。
特定するにはプロの診断が必要ですので、まずは歯科でチェックしてもらいましょう。

投稿者: うかい歯科

2021.09.25更新

【大人の歯と子供の歯は何がちがう?】

全部で20本の乳歯と、親知らずをのぞいて28本の永久歯。
しかし、本数以外にも実は大きな違いがあります。

【乳歯の厚みは永久歯の半分?】
乳歯と永久歯の違いは、歯の「質」と「厚み」。
乳歯は永久歯よりもやわらかいため、むし歯になりやすいのです。
さらに、乳歯のエナメル質や象牙質は永久歯の半分程度の厚みしかなく、むし歯になってしまうと、すぐ神経に達してしまうので注意が必要です。

【どうやって永久歯は生えてくるの?】
歯は歯胚(しはい)というタネから形成されていきます。
永久歯の歯胚が作られるのは胎生3ヶ月半ごろ。
やがて歯胚が成長して根までできた頃に「そろそろ生えるぞ」と乳歯に信号を出します。
すると乳歯の根が溶けだし、永久歯へとバトンタッチされるのです。
もし永久歯まで失ってしまうと、みなさんの健康にも大きな悪影響が及びます。
一生使い続けられるように、大切に守っていきましょう。

【乳歯の頃から歯は大切に】
乳歯の頃から歯を大切にしておけば、生えてくる永久歯は丈夫になり、大人になってもケアする習慣が身につきます。
乳歯も永久歯も大切な歯であることに変わりないので、お子さまのためにも、乳歯の頃からケアは徹底していってくださいね。

投稿者: うかい歯科

2021.09.16更新


【歯垢と歯石の違い】
みなさんは、歯垢と歯石の違いをご存じでしょうか?
「気にしたことがない」という方もいらっしゃると思いますが、もし「たいして変わらない」とお考えでしたら、それは大きな間違いです。
歯垢(プラーク)とは、だ液中の糖タンパクと細菌が結びついて作られたもの。
簡単に言うと、細菌の塊です。歯垢1mg中には1億〜10億ほどの細菌がいると言われていますが、歯ブラシなどを使ったご自身のケアで落とすことができます
一方で、歯石は歯垢が硬くなったもの。  だ液に含まれるリンやカルシウムと歯垢が混ざり、石灰化して歯にくっついたものです。
歯石は石のように硬く、セルフケアでは取り除くことができません。
取り除くためには、歯科専用の器具を使用する必要があります。

【歯石を放置したらどうなる?】
歯石の表面はザラザラしており、歯垢がつきやすい状態です。
その歯垢がまた歯石となり、歯垢が増え、活発になった細菌がむし歯や歯周病をひき起こす可能性も。他にも、歯ぐき下がりや知覚過敏など、悪循環が別の悪循環を呼び、どんどんと身体への悪影響が広がっていくのです。

【断つには元から】
歯石を防ぐためには、歯石の原因となる歯垢をきれいに落とす必要があります。
そのためにも、まずは歯科医院でブラッシング指導を受けるのが効果的。
フロスや歯間ブラシの使い方まで、しっかりと身につけていただくことができます。
そして、歯石ができてしまった時のためにも、定期的に歯科医院を受診して、歯垢や歯石のないきれいなお口を目指してくださいね。

投稿者: うかい歯科

2021.09.03更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
そろそろサンマがおいしい季節になってきましたね。
サンマは、その名前の由来にふたつの説があると言われています。
ひとつ目は、細長い魚を意味するサマナという言葉が、サマ、サンマと変化した説。
もうひとつは、サンマは群れで泳ぐことから、大きな群れを意味するサワと、魚を意味するマが合わさり、サワンマ、サンマと変化した説です。
大正時代以前では「三馬」と書かれることもあったとか。
現在使われている『秋刀魚』という漢字は「秋に獲れる刀のような魚」という意味が馴染みやすく、広まったようです。
そんなサンマは『捨てるところのない魚』と言われるほどカルシウムなどの栄養が豊富な食材。実は、私たちのだ液にもカルシウムが含まれており、むし歯菌が歯を攻撃しても、だ液が修復してくれる機能が備わっています。
この修復を促すためには、普段からサンマなどでカルシウムを摂取するのがおすすめ。さらに歯科で治療・予防を行い、歯をしっかりと守っていきましょう。

投稿者: うかい歯科

2021.08.25更新

もはや常識!? 成人の8割がかかっている! 歯周病と全身リスク

近年では、30歳以上の日本人の約80%が歯周病だといわれています。
しかし、そのことを自覚している方、そして、そのリスクをご存じの方はそう多くありません。

【歯周病がもたらす「危険」】
歯周病とは、細菌の感染によって歯ぐきや歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯みがきが上手にできていないと、歯の表面にはプラーク(歯垢)と呼ばれる白い塊が蓄積されます。
プラークにはたくさんの細菌が含まれており、細菌が毒素を吐き出して歯ぐきに入り込むことで歯周病を引き起こします。

【ただの「お口の病気」じゃない!?】
歯周病によって歯ぐきが赤く腫れると、ちょっとした刺激で出血してしまうことがあります。
さらに症状が進行すると、歯を支えている骨が溶けて歯がグラグラと動き、いずれ抜けてしまいます。
そして、それらの傷口などから歯周病菌が血管に入り込み、全身に回ってしまうと、脳梗塞・認知症・誤嚥性肺炎・糖尿病・早産…などなど、様々な病気の原因となりえます。
歯周病を放置することは、これらのリスクを放置することに繋がるのです。

【歯周病を見逃さないために!】
初期の段階だと痛みもなく、自分で気がつきにくい歯周病。
予防するには、適切な口腔ケアが大切です。
気づかぬうちに歯周病になっていないか、定期的に歯科でチェックしてもらいましょう。

投稿者: うかい歯科

2021.08.17更新

【睡眠前後の歯磨きはとっても大切!】
寝る前に歯みがきだけは絶対にしましょう!と言ってしまうと、「他の時間はしなくてもいいの?」と思われるかもしれませんが、もちろんそうではありません。
しかし、それぐらい就寝前の歯みがきは大切。
本来私たちのお口は「だ液」が殺菌や歯の再生などを促し、健康な状態を保とうとしています。
しかし、睡眠中にはその「だ液」がほとんど分泌されません。
つまり、眠っている間は口腔内が乾き、菌が繁殖しやすい環境となってしまうのです。

【増える前に菌を減らそう】
むし歯の発生には、むし歯菌、歯の質、糖分、時間の経過が関係しています。
むし歯菌は、食べ物に含まれる糖分を食べて増殖し、酸を排出します。
その酸によって歯の表面を覆うエナメル質は溶け出してしまうので、「糖分がお口の中に長い時間とどまっている状態」は、むし歯菌に餌を与え続けているようなもの。
そのため、就寝前にはフロスや歯間ブラシも使って可能な限りお口を清潔にするのがおすすめです。
さらに、食事やおやつの後の「細菌が増えやすいタイミング」も欠かさず歯みがきをして、細菌から歯
を守っていきましょう。

【セルフケア—とプロケアー】
これだけ気をつけていてもご自身でのケア(セルフケア)には限界があります。
歯科医院では、取り切れなかった汚れを専用器具でクリーニングしたり、磨き残しがちな場所をチェックしたりすることができます。
セルフケアのアドバイスもさせていただきますので、気になったことがあればいつでもお気兼ねなくお尋ねください!

投稿者: うかい歯科

前へ 前へ