うかいブログ

2023.09.27更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
涼しく過ごしやすい行楽シーズン、山の彩りで季 節の移ろいを楽しめる季節ですね。
多くの山では、ふもとを1合目、頂上を10合目とした「◯合目」という表記が使われますが、これらが表しているのは「高さ」ではありません。
たとえば、富士山の標高は3,776mのため、中間の高さは1,888m。
そのため、「5合目も1,888m」と思うかもしれませんが、登山道によって2,305mであったり1,440mであったりと、「標高の半分」ではありません。
その理由は「登る難易度」によって設定されているためです。
この秋、もし山に登ることがあれば、「◯合目」という目標を立ててチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「秋の夜長」という言葉の通り、秋の夜は気温も過ごしやすく、ついつい夜更かしを楽しんでしまいますね。
しかし、からだの健康にとって「睡眠」はとても重要な要素のひとつ。
歯科では睡眠不足の原因となる、歯ぎしりや食いしばり、睡眠時無呼吸症候群への対策などをご提案できることもあります。
お心当たりなどございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

投稿者: うかい歯科

2023.07.26更新


口腔機能低下症は要介護の入り口?
みなさんや、みなさんの周りで、食事のときに「ちょっと食べこぼしてしまう」「たまにむせてしまう」という方はいらっしゃいませんか?
このようなささいなお口の衰えも、「年だから…」と諦めていると、いずれ『口腔機能低下症』という疾患に繋がってしまいます。
口腔機能低下症とは、「食べものを噛む」「飲み込む」「話す」といった、お口の機能が働きにくくなっている状態のことです。
そのままにしておくと「飲み込みにくい」が『飲み込めない』へ、「噛みにくい」は『噛めない』という状態に変わり、症状はさらに悪化していきます。
そして、「お肉」や「お魚」などが食べにくいからといって、「おかゆ」や「うどん」といったやわらかい食品を好むようになるとタンパク質が不足しやすくなり、筋肉が衰えて「歩行」や「階段の上り下り」といった日常生活にも支障をきたします。
また、栄養の偏りは体の働きをさらに悪くし、要介護のリスクを高めるため注意が必要です。
口腔機能低下症は、「むせる」「食べこぼし」など、日常で起こるささいな異変から始まります。
しかし、早い段階から歯科医院での専門的な対処を受けることで、症状を改善させることができます。大切なのは「年だから仕方がない」などと思わずに、ご自身のお口に関心を持ち続けること。
ちょっとした変化に気がついたら、迷わず歯医者さんに相談しましょう

投稿者: うかい歯科

2023.06.21更新

『ゴシゴシ磨きは歯の大敵』

歯をきれいにしようと強い力で歯ブラシを押し付けるような磨き方は逆効果です。
毛先が広がって隙間ができてしまい、「歯面」にきちんとあたらなくなってしまうため、汚れを落とせません。
さらに、広がった毛先が歯ぐきを傷つけ、歯ぐきが下がって歯の根っこ部分が露出する原因にもなります。
しかも、露出した「歯の根っこ部分」はむし歯のリスクが高く、一度むし歯ができるとどんどん進行してしまいます。

歯みがきをするときの適切な力は150g~200gといわれています。
この力加減は、指先に歯ブラシをあてたときに毛先が開かないくらいの軽い力です。
「こんなに軽い力でいいの?」と思うかもしれませんが、これこそちょうどいい加減!
毛先がきちんと歯面にあたれば、汚れはしっかり落とせます。

上手な歯みがきのコツは2つ!「歯面に毛先をフィットさせること」と、「毛先を直角にあて、軽い力で小刻みに動かすこと」です。
その際、『ペングリップ』といって、鉛筆を持つように歯ブラシを持つと、加減がしやすいのでおすすめです。
当院のブラッシング指導では「お一人おひとりに合わせた磨き方」「歯ブラシの選び方」などをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

投稿者: うかい歯科

2023.05.31更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
じめじめとした日が続く梅雨ですが、作物にとっては恵みの雨をもたらす貴重な季節です。なかでも、「梅雨」という名前の一部でも使われている「梅」は、この雨によって熟し、収穫の時期を迎えます。
梅には食物繊維やナトリウムなどが多く含まれており、栄養満点です。
また、「梅はその日の難逃れ」「梅は三毒を断つ」と言われるほど、殺菌効果のあるクエン酸が豊富で、疲労回復にもぴったりです。
身体や気分が重く感じたときは、さっぱりとした梅でリフレッシュしてみるのはいかがでしょうか。
梅干しのような酸っぱいものを口に含むと、身体は「毒」だと判断し、だ液で薄めようとする働きがあります。想
像するだけでだ液が出るのは、その記憶に対 する条件反射によるものだそうです。
だ液の殺菌作用は、むし歯や歯周病予防 の助けにもなってくれます。
しかし、お口の健康を守るためにも、歯科医院での定期的なチェックを心がけてくださいね。

 

投稿者: うかい歯科

2023.05.17更新


歯科医師や歯科衛生士でも、お口の中をひと目見ただけで、すべての症状を見つけることはできません。
というのも、お口の疾患のなかには「見た目だけではわからないもの」も存在します。
そこで役に立つのが『レントゲン』です。

【隠れた虫歯も見つけられる】
レントゲンは、正式には『X線撮影』といって、X線を通して体の中を写し出します。
筋肉など密度の低い部分はX線がよく通るため黒っぽくなり、逆に骨などの組織はX線が通りにくいため、白っぽく写ります。
むし歯ができた箇所は歯が溶けて密度が下がり、レントゲンで撮影 すると黒く写るため、肉眼では見えないむし歯もしっかり見つけることができます。

【歯周病や親知らずもレントゲンでチェック】
レントゲンはむし歯だけではなく、歯周病の進行具合も調べることができます。
歯周病は、放っておくと「歯」や歯を支える「あごの骨」が溶けてしまう恐ろしい病気です。レントゲンにはあごの骨も写るため、骨の高さから歯周病の進行具合を確認できます。

他にも、親知らずの生えている向きを確認して抜歯の計画を立てたり、歯の根っこの先に膿が溜まっていないか確認したりする際など、レントゲンはさまざまな診断で活躍します。

【被ばく量は必要最低限】
実は、私たちは空気や食品などから常に放射線を受けており、年間で約2.1ミリシーベルトの被ばくをしています。
それに対して歯科におけるレントゲンの被ばく量は、約0.01~0.1ミリシーベルト程度で、日常生活における被ばく量よりも極めて低いことがわかります。
むし歯を早期発見する上で、レントゲンはとても有効な検査方法です。
みなさんの健康を第一に考え、レントゲン撮影が必要かどうかは、私たちが責任をもって判断していますので、安心して検査を受けてくださいね。

投稿者: うかい歯科

2023.04.09更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
この季節になると、ミツバチがハチミツを求めて飛び回るようになります。
彼女たちの家族は『女王バチ』『働きバチ』『オスバチ』の3種類で構成されていて、ミツを集めるのは「働きバチの最後の仕事」なのです。
働きバチは生まれて直ぐに巣の清掃や幼虫の子守りをします。
しばらくすると、巣作りや門番を任されるようになり、最後は仲間のために花からミツを集めながら一生を終えます。
女王バチ以外の寿命は1か月ほどで、1匹のハチが集めるミツの量は小さじ1杯ほどが限界だといわれています。
私たちが食卓で目にするハチミツは、ミツバチたちの努力の結晶というわけですね。
私たち人間も、働きバチのように忙しい毎日を過ごしていますが、そんな毎日でも忘れてはいけないのが、お口のケアです。
忙しいからと言って、短い時間でガシガシと強い力で磨くのは逆効果。
歯を磨く際は、適切な力加減でやさしく磨くことが大切です。
当院ではブラッシング指導も行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

投稿者: うかい歯科

2023.03.23更新

【もしも、唾液がなかったら】

食事が美味しく感じない?
「ひと口噛む毎に、口のなかに味が広がる」このような繊細な変化を楽しめるのは、実はだ液のおかげ。

だ液が食べものと混ざり合うことによって、舌が味を感じやすくなるのです。

さらに、食べものを上手に飲み込めるのも、だ液に「お口を潤す」という力があるおかげです。
もしもだ液がなかったら、何を食べてもパサパサして味の無いクラッカーを食べているような感覚になってしまうことでしょう。

だ液には「歯をむし歯菌から守る力」もあります。
歯の表面についた汚れを洗い流し、さらには「むし歯菌によって溶かされた歯を修復する」という重要な働きも。
もしだ液がなかったら、あっという間にむし歯になってしまいます。
また、だ液には「抗菌作用」が含まれており、インフルエンザなどの予防にも効果のあることがわかっています。

投稿者: うかい歯科

2023.03.09更新

【歯周ポケットとは?】
歯と歯ぐきの間には「歯肉溝(しにくこう)」というミゾがあります。
健康的な歯ぐきなら、このミゾの深さは2mm以下程度で、歯とぴったり密着して細菌の侵入 を防いでくれています。
ところが、このミゾにプラーク(歯垢)などの汚れが溜まると歯周病菌が炎症を引き起こし、ミゾがどんどん深くなっていきます。
これが 『歯周ポケット』です。  歯周病が進行するほどポケットは深くなるため、この深さを測ることが歯周病の状態を知るための重要な情報になります。

【どうすれば歯周ポケットは浅くなる?】
歯周ポケットが深くなると、ご自身のケアで浅くすることはできません。
そこで大切なのが『歯周病治療』です。
「細菌のすみか」となっている『歯石』を取り除き、歯周病菌を減らすことで、少しずつポケットが浅くなっていきます。
ポケットが深いほど中でへばりついた歯石の除去は難しく、時間がかかります。
放っておけば歯を支える骨が確実に溶け始めるため、歯周病治療は必ず最後まで受けてくださいね。

【歯周ポケットを定期的にチェック】
どんなにお口の中を綺麗にしても、細菌がゼロになることはありません。
一度治療したとしても「歯周病が再び進行するリスクは常にある」のです。
つまり、重要なのは定期的なメインテナンスです。
メインテナンスでは歯周ポケットなど、お口の状態を確認し、必要に応じた処置を行います。

さらに、むし歯などのチェックも行いますので、お口の健康のために、ぜひ定期的にメインテナンスを受けていただくことを、おすすめいたします。

投稿者: うかい歯科

2023.01.26更新


メンテナンスで歯を守ろう

【ある食べ物を食べるには何本の歯が必要?】
例えば、フランスパンやたくあん、イカといった歯ごたえのあるものを食べようとすると、少なくとも18本以上の歯が必要です。
おこわや豚肉といったものでさえ6本以上必要で、それ以下になるとうどんやバナナなど、やわらかいものしか食べられなくなってしまうのです。
そうした状態が続けば栄養が偏り、脳への刺激が減少して認知症リスクが上がるなど、全身にさまざまな悪影響が及ぶ可能性がありますので、注意が必要です。

【メンテナンスで約2倍の差がでる?!】
歯が抜ける主な原因は、むし歯と歯周病です。
特に歯周病は、進行すると歯を支える骨が溶け、いずれ歯が抜けてしまう恐ろしい病気ですが、実は成人の約8割が患っている国民的疾患です。
しかも、自覚症状が少ないため自分では気づけません。
そんな歯周病やむし歯を防ぐ鍵となるのが『メインテナンス』です。
メインテナンスでは、お口の状態を確認するだけではなく、専門的な器具で、むし歯や歯周病の原因菌を減らします。
定期的なメインテナンスを受けているかどうかで、歯を失う数に約2倍も差が出ると言われています。

【セルフケアーとプロのケアーの合わせ技】
バイオフィルムや歯石とよばれる細菌の温床は、歯科でなければ取り除けません。
日々の歯みがきと2~6か月に1回のメインテナンスを続けて、歯をたくさん残し、さまざまな食事を楽しんでくださいね。

投稿者: うかい歯科

2022.12.10更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
寒さが一層厳しく感じるこの時期には「こたつ」が 恋しくなってしまいますね。
こたつが生まれたのは、なんと今から500年以上も昔の室町時代。
当時は囲炉裏(いろり)という、今でいうストーブやコンロのような装置に布団をかけて入ったそうです。
その後、時代とともに「掘りごたつ」や「電気こたつ」など、より長居しやすく進化してきました。
しかし、あまり長居すると脱水症状の原因になることもあるので、注意が必要です。
そこでおすすめなのが「みかん」。  みかんは約 85%以上が水分でできており、水分補給にぴったり。
また、ビタミンCも豊富なため、風邪の予防効果も期待できます。
風邪予防といえば「お口のケア」も効果的です。
お口を清潔に保つことはウイルス感染や重症化の予防につながるため、風邪だけではなく肺炎やインフルエンザといった、さまざまな病気の予防になります。
私たち歯科は歯を専門とする医療機関ですが、みなさんの全身の健康を守るためにも、日々研鑽を重ねています。
来年もぜひ、そのお手伝いをさせてください。

投稿者: うかい歯科

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