うかいブログ

2020.05.18更新


口臭の原因が歯周病という場合もあり、正しい歯みがきをすることが歯周病予防には欠かせません。
日本では30代以上の7割が歯周病ともいわれる現在、定期的な歯科検診で健康な歯をキープできるように心掛けてくださいね。


誰もが一度は気になったことがある「他人の口臭」。
しかし、自分自身の口臭はなかなか気づかないものです。
そこで、毎日の習慣にすることで、常に口臭が最小限になる3つの方法をご紹介します

1.朝ご飯をしっかり食べる
グラフを見てもわかるように口臭は寝起きが最も強くなります。
口臭の主な原因は細菌が発生させるガス。
こうした細菌を殺菌し、洗い流す重要な役割を果たしているのが「だ液」です。
しかし、就寝中はだ液があまり分泌されません。よって、朝になると口の中の細菌が増えてしまい、口臭がひどくなりやすいのです。
こうした口臭に効果的なのが「朝ごはんをしっかり食べる」こと。
朝ごはんを食べることでだ液がしっかり分泌されるだけでなく、お口の中が酸性になることで、口臭を発生しにくい状態にしてくれます。

歯垢(しこう)とも呼ばれるプラークですが、これは単なる食べかすではなく「細菌のかたまり」です。
つまり、しっかりプラークを取らずに放っておくと、口臭の原因になります。
とはいえ、単に歯をみがけばいい、というわけではありません。
実は「歯ブラシでみがくだけ」では、歯の表面のプラークしか取れず、およそ4割もみがき残しがあるのです。

2.フロス・歯間ブラシを使ったケア
そこで重要なのが「フロス・歯間ブラシを使ったケア」です。
歯ブラシで取り残した「歯と歯の間」のプラークを取るにはフロス・歯間ブラシが必須。
1日1回、就寝前の歯みがきの際に一緒に使っていただくだけでも十分な効果があります。

3.歯周病菌の住処を定期的に除去
口臭の中でも臭いが強く、さらに、朝だけでなく一日中臭うのが「歯周病菌」による口臭です。
歯周病菌を減らすには、毎日のケアだけでなく、その住み家となっている「歯石」を取る必要があります。歯石はご自身では取れませんので、歯科医院で取り除く必要があります。実は、この「歯石取り」は単に口臭のためだけでなく、歯周病の治療と予防のためにも必要な処置です。
歯周病は歯を支える骨を溶かし、歯が抜けてしまう病気。
3ヶ月に一度通院すれば口臭予防と歯周病予防の一石二鳥になりますので、ぜひおすすめです。

4.舌にも口臭の原因がある
舌についた白っぽい「舌苔(ぜったい)」も口臭の大きな原因の一つです。
舌クリーナーといった器具がありますが、使用法を誤ると舌を傷つけてしまうおそれもありますので、歯ブラシ指導も兼ねて、まずは歯科医院にご相談ください。

投稿者: うかい歯科