うかいブログ

2021.02.24更新


歯科治療に時間がかかる理由

【原因1 一度削るともとに戻らない】
骨は骨折をしても元通りになりますが、歯は一度削ると再生することはありません。
そのため、歯を削ったり、失ってしまった場合は、その役割を回復させるため「つめもの・かぶせもの・ブリッジ・入れ歯」といった人工物を製作して補う必要があります。
症状にあわせて治療をし、適正な人工物を作ることで、元の状態と同じように、違和感が少なく噛める状態に戻すことができます。

【原因2 海外では歯を抜かれてしまう?】
「神経まで進行したむし歯の取り扱い」は、海外と日本で大きな違いがあります。
日本では「根管治療」という処置を行い、歯を残す治療を行いますが、海外では即「抜歯」となることも少なくありません。
なぜなら「根管治療」はとても緻密な処置が必要となり時間がかかるからです。
海外では自由診療が前提となり、根管治療に10万円以上かかることも。日本は「保険で根管治療ができる」世界でも珍しい国です。時間はかかりますが、その分多くの歯を守ることができています。

【原因3 見えない真っ暗な歯石】
歯周病は、歯周病菌が歯を支える骨を溶かし、歯が抜けてしまう病気です。
主な治療は細菌のすみかとなっている「歯石」の除去ですが、特に「歯ぐきの中」についた、外からは見えない「血液と固まった真っ黒な歯石」を取らないと、あっという間に骨が溶けてしまいます。
しかし、直接目に見えないため、すべては術者の手探りでの除去になります。しかも歯ぐきの中は歯根の形が複雑で、1回の治療で数本しか処置できないことも。地味な治療に見えますが、歯を守るためには時間をかけてでも必ず行わなければならない処置です。

【治療の時間を最短にする方法】
むし歯や歯周病にならないこと!そのために定期的に歯科でチェックと歯石取りを行うことです。
むし歯は早期に発見すれば削らずに治る場合もあり、少なくとも神経までむし歯が進行する前に発見できる可能性が高まります。
また、歯石も歯ぐきの中で黒く硬くなる前に除去しますので、健康な歯と歯ぐきを守ることができます。

投稿者: うかい歯科

2021.02.09更新

こんにちは。院長の鵜飼です。
厳しい寒さが続く2月ですが、昼間の日差しから春の到来が近いことを感じる時期でもありますね。
2月11日は「建国記念の日」。
日本の建国日は明確な日があるわけではなく、初代天皇の即位日から2月11日を記念日としていたそうです。
第二次世界大戦後に一度廃止になりましたが、日本が長い歴史を経て発展してきたことを祝う日ということで、昭和41年に「建国記念の日」として復活しました。
最近は稲作で発展してきた日本の歴史と紐付けて「建国記念の日におむすびを食べよう」というイベントなども開催されているようです。
お正月のおせち料理、節分に恵方巻きなど、お祝い事に食べ物はつきもの。
しかし、そういった料理を美味しく味わうためには「みなさんが健康であること」、そして「歯も健康であること」が重要です。
定期的に歯のメインテナンスをして、毎年元気にお祝い事を迎えられるようにしましょう。

投稿者: うかい歯科