うかいブログ

2020.01.28更新

『歯石とりが途中のまま』
歯周病治療のために歯石を取り除きますが、これは単なる「掃除」ではありません。歯石には何億という歯周病菌が生息しており、これが歯周病を引き起こす原因になっています。特に歯ぐきの中にできた歯石は、放置すると確実に歯を支える骨を溶かします。目に見えず、自覚症状も少ないからと言って途中で治療を中断すると、確実に歯の寿命を短くすることになります。


『歯を抜いてそのまま』
むし歯や歯周病が進行した歯は、残念ながら役割を終えているため、やむを得ずその歯を抜くことがあります。しかし、そのまま放置してしまうと残された歯に影響が及びます。歯はみなさんが思っている以上に、簡単に動きます。歯を失うと空いた部分にその両隣の歯が傾き始めます。そして、噛み合うはずの歯が無くなったことで、反対側の歯が飛び出してくるのです。歯が動き、隙間が生まれると、細菌が溜まってむし歯や歯周病になりやすく、また、噛み合わせがおかしくなることで、食べ物が噛みにくくなったり、あるいは、肩こりや頭痛といった症状を引き起こすこともあります

『これで治療は終了です』
そうお伝えするまでは、しっかり通院をお願いします。
歯科医院では無駄な治療は一切行いません。すべてはみなさんの歯を末永く守り、一生おいしく食事ができるようにするための処置です。ご不明な点などありましたら、丁寧にご説明させていただきます。もし治療途中でそのままの歯があるなら、これを機にぜひ治療を再開していただけますよう、よろしくお願いいたします

投稿者: うかい歯科