入れ歯治療

入れ歯治療の流れ

入れ歯とは、取り外しができる人工の歯のことです。患者さんの歯の形に合わせて型を作り、歯科技工士が、患者さんにぴったり合う入れ歯を作製します。

  1. 患者さんの歯の型をとります
  2. かみ合わせの位置を決めていきます
  3. 型に人工の歯を並べて、仮の入れ歯を作ります
  4. かみ合わせのチェックをして、不具合がないか調べます
  5. 不具合がなければ、入れ歯の作製にはいります
    (※通常、完成までには1週間以上お待ちいただいております)
  6. 入れ歯ができあがったら、装着をして調整をおこないます。
    (※調整のために、数回はご来院いただくようお願いしています)

入れ歯治療を行う際に心がけていること

入れ歯ほど人によって大きさや形が変わるものはありません。人によって大きな入れ歯になる場合や、小さな入れ歯で良い場合があります。できるだけ違和感の少なく安定性があり目立たない形の入れ歯を入れるように心がけてます。また、入れ歯にも様々な種類のものがあり、様々な特徴がありますので、患者さんとよく相談し、できるだけ希望に合う入れ歯を選んで治療します。

入れ歯に使用する素材の違い

入れ歯に使用する素材は、保険が適用できる「プラスチック床」と、コバルトクロムやチタンなどを使用した「金属床」があります。当クリニックでは、「金属床」の入れ歯をおすすめしています。

金属床の入れ歯は、薄くて丈夫なので、入れ歯を装着した際の違和感を軽減することができます。また、変形やたわむことも少ないので、しっかりと安定したかみ心地を実感できます。さらに、熱の伝導性にも優れているので、食べ物や飲み物の温度をしっかり感じていただけます。
“入れ歯をしていても、お食事を楽しんでいただきたい”そんな思いから、当クリニックでは金属床の入れ歯をおすすめします。

当院で使用する入れ歯の種類

保険適用の入れ歯
金属床を使用したとても薄い入れ歯
針金等を使用しないノンクラスプデンチャー
歯茎にあたる部分に生体シリコンを使用して噛んでも痛みの出にくい入れ歯

コンフォート義歯

粘膜にあたる部分をシリコンで作ってある入れ歯です。強く咬んでも歯茎の痛みが出にくいので、非常に好評です。入れ歯で悩んでいる方は一度相談してください。

インプラントについて

当クリニックでは、入れ歯以外にも「インプラント」という選択肢があります。インプラントも入れ歯と同じく「人工の歯」であることは変わりません。しかし、入れ歯と違い、インプラントは、歯茎に歯根を埋めこんでから義歯をかぶせていきます。
そのため、いったん装着した後は、面倒な取り外しや手入れを繰りかえす必要がなくなります。また、がっちり固定されているのでぐらつきがなく、自然なかみ心地を実感していただけます。まだ新しい治療法ではあるので、歯科医とよく相談して選択していただければと思います。

インプラント治療のメリット

歯を失ってしまうことはとても辛いことだと思います。失った歯を補うには入れ歯やブリッジがありますが、手入れが面倒だったり、他の健康な歯に悪い影響を与えたりと、いくつかの欠点があります。私たちはそうした欠点を取り除き、皆様にいつまでも健康な食生活を送っていただけるよう、インプラントという最新の治療方法をご用意しております。インプラントは、ブリッジのように周りの歯に害を及ぼさず、さらに入れ歯のように取り外しなども必要ありません。まるで普通の歯と同じように使えるため、第二の永久歯とも呼ばれています。

インプラント治療を行う際に心がけていること

まず、インプラント治療に入る前に、本当にインプラント治療が必要なのか、他に方法がないのか?
といったことを患者さんと充分に話してから決めていきます。

当院ではインプラント治療の一次オペ(インプラント体を埋める手術)は専門の口腔外科医にお願いしています。
簡単な手術とはいえ、感染には非常に注意が必要なので、通常の歯科医院では空気中の細菌まで管理できません。
総合病院などの大きな病院の中にある口腔外科で、一般の手術も行われている完璧に管理されたオペ室で行なっています。
その後、当院が引き続きインプラント治療を進めていく形をとっています。

インプラントを検討中の方の御悩みに対し、当院でできること

インプラントを考えている方の悩みは様々ですが、一番多い悩みとしましては入れ歯がどうしても気になってしまい 食べれないという悩みが多いです。確かに入れ歯は顎の上に置いてあるだけなので、食事をすれば食べ物が挟まるし、痛みもでやすく、また毎回何か食べるたびに入れ歯を外して洗わないと気持ちが悪いといった事がよく起こります。そういった問題を解決できるのがインプラントです。
しかし、インプラントにも欠点はありますので、よくかかりつけの歯医者さんと相談する事が大切です。

他医院で入れたインプラントがしっくりこない場合の対応について

対応できる場合とできない場合がありますので、一度見せて頂くのが良いです。
基本的には上部構造のやり直しで済むような場合は対応できる事が多いです。

失った歯をそのままにしておくリスク

歯が抜けたまま、放置しておくと 周りの歯が傾いてきたり、歯が抜ける前に咬んでいた相手の歯が何も当たらなくなってしまい、刺激を受けなくなり、伸びてきたり、弱くなってきたりします。抜けた歯だけでなく、周りの多くの歯に悪影響を与え、さらには顎関節にも影響を与える恐れがありますので、そのまま放置することはオススメできません。

高齢者で多い歯の病気・症状について

高齢者でよく見られる歯の病気は、歯周病が多いです。
歯周病は全く痛みがなく進行しますので、症状が出てからでは手遅れの場合が多いです。また、歯周病の原因の一つに口の中の細菌があります。この細菌が多くなると歯周病を悪化させるだけでなく、口の中から血液を介して全身に細菌が行き渡りそこで影響を与える事がわかってきてます。糖尿病、早産、低体重児出産、心臓疾患、脳血管疾患、動脈硬化、呼吸器疾患、肺炎、等様々な疾患が関係している事もわかってきています。これからも、どんどん新たに関係のある疾患が見つかってくると思います。歯の為だけではなく、全身の健康の為にも口の中はキレイにしておく事がとても重要であり、健康を保つ秘訣の一つであります。

おかあさんやおとうさんの歯の治療を御希望の方へのメッセージ

高齢者になりますと、歯を磨くこともなかなか難しくなってきます。昔は上手にできたことも、できなくなったりします。歯磨きで言いますと、定期的に歯医者に行ってない方は、かなりの確率で上手に磨けてない方が多いです。特に歯周病は歯磨きと深く関係してます。歯周病は自覚症状がないため、ほとんどの方が気づかないうちに深刻な状況になっている場合が多いです。また、口の中の細菌も歯周病の方はものすごく多い時があります。そうした場合、口の中から血液を介して全身に細菌が行き渡り、そこで影響を与えるため、糖尿病、心臓疾患、脳血管疾患、動脈硬化、呼吸器疾患、肺炎、等様々な疾患が関係している事もわかってきています。歯の為だけではなく、全身の健康の為にも口の中はキレイにしておく事がとても重要です。大変でしょうが、定期的に歯医者さんで歯のクリーニングをする事はとても大切な事です。

自分の歯で食事をしたい方への治療法

自分の歯が多数残っている方は、引き続き歯を残す為に、歯のクリーニングは絶対に必要です。
定期的に歯医者さんでクリーニングをする事をお勧めします。また、歯が抜けたりしてあまり残ってない方は、そのままでは残っている歯に多大なストレスをかけてしまい、そのストレスが原因で歯が折れたり、抜けたりしてしまうので、適切な治療が必要になります。口の中の状況によって治療法は変わってきますので、できるだけ早く歯医者さんで見てもらう事が大切です。

補綴専門医だからこそ出来る優しい治療

一言で補綴と言いましても、たくさんの種類があり たくさんのの治療法があります。その方にとって、自分の歯を残すにはどのような治療法、補綴の種類を選んで良いかはそれぞれ違います。また、患者さんの考え方も様々ですので、良く相談して、できるだけ納得のいく方法を見つけて治療を進めていきます。

歯が抜けてしまった方へのトラブルと応急処置について

歯が抜けた原因として、歯周病か原因なのか、虫歯が原因なのか、また他の原因で抜けてしまったのかによって処置が変わりますので、痛みがなくてもできるだけ早く歯医者さんに行ってください。そのまま放置が一番良くないと思ってください。